代償はかならずやってくる

 日頃、感じるところがあり、「代償の法則」を考えてみる。
 これは、何年もかかるかもしれないが徳は必ず報われるし、犯した罪は必ず罰となって帰ってくるという法則。私たちは、この法則といかにつき合うかによって、利益を生み出したり、害を被ったりする。
 ナポレオン・ヒルの目標達成の6原則には、この「代償」がある。「目標」を明確した後、その目標を達するために、どのような代償を払うのかと。何も代償を払わずに目標を達成することはできない。それには、いろんな代償がある。目標が高ければ高いほど代償もそれに見合うものを要求される。目標達成には、この「代償」を払うということを忘れないようにしなければならない。

 ナポレオン・ヒルの目標達成の6原則は下記になる。

 富への願望を金銭に換えていく方法は明確かつ実戦的な六つの段階からなる。
次の六つの段階を習慣化せよ。(30日間、ないし書き上げた目標を完全に暗記するまでせよ)
①金額を正確に言うこと。
②そのお金のために、どのような代償を払うつもりがあるか明確にする。
③正確に期日を設定する。
④以上の願望を実現するための明確な計画を立てる。そして準備が整っていようといまいと、今すぐ計画を実行に移す。
⑤手に入れたい金額、それを手に入れる期日、そのために払ってよい代償、目標実現までの具体的計画を書き起こす。
⑥第5段階で書き上げたものを、毎日3回読み上げる。

 「代償」に関するすぐれたエッセイがある。ラルフ・ウォルド・エマーソン著の「エマーソン論文集上」(岩波文庫)の中にある。 

  花シリーズ(福岡県・朝倉市編)