野菊の如き君なりき

 野菊の如き君なりき (原作 野菊の墓 伊藤左千夫 監督 木下恵介
 10代の前半で見たことがあったこの映画を今週、ビデオで2回観る。内容は覚えていなかったが感動した映画だったという記憶はあった。ストリーは書かないが、後半の部分はかなり感動して泣いてしまった。たくさんある場面のなかで、今回、記憶に残っている場面がある。
 民子(たみこ)が2歳年下の従兄弟の政夫との結婚をあきらめる場面で、民子のおばあさんが子供達(民子の両親)や政夫の母に対して言った言葉だ。

 「私の人生60年のなかで、一番うれしかったのは、おじいさんと一緒になれたことだ。他にもたくさんあったがそんなもん、どうでもいいことだ。本当におじいさんと一緒になれたことが一番だった。大好きな人と一緒になれない民子を思うと不憫で仕方がない」と。

 たかが映画だけど、されど映画だ。いろんな場面に人生を考えさせられる。今後もいろんな選択をしていかなければならないので、悩むことも多い。しかし、後悔しない生き方をしていこう。
    野菊の如き君なりき http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD24595/

     
     野菊(インターネット上から)