『バフェットの株主総会』①

 エクスナレッジ・ジェフ・マシューズ・著


 この本にくぎ付けになる。昨年、この株主総会に参加したいと思ったこともあり、ありがたくこの本を読んだ。この本は、全世界から3万人が集まるという、世界一の投資家ウォーレン・バフェット株主総会の初の潜入ルポである。
 バークシャー・ハサウェイ株主総会は5時間半以上におよぶ質疑応答が主。投資のことや人生のこと、仕事のことなど多岐に渡る会場の質問に、バフェットとバフェットのパートナーであるチャーリー・マンガーが答えるという内容で、2007年と2008年の2年間の株主総会の模様がわかる。いろんな言葉が機知に富んでいる。

 今日と明日に分けて、この本から抜粋する。興味がある人は、購読をお勧めする。

 「あなたの最高の財産は、あなた自身です。」
 ある教師がお金のことについては何を学生たちに教えればいいかと尋ねた。
「最も重要なのは、自分に投資するということです」とバフェット。「ほとんどの人たちは、自分の持つ能力を最大限には発揮していません。
 例えば今、自分が16歳で、どんな車でも好きな車を買ってもらえることになったと想像してみてください。ただし、ひとつだけ条件があります。それは二度と車を買い換えることはできず、一生、その車に乗らなくてはいけないということです」
 「自分しだいで、どういう人間にもなれます。
 私は学生たちによくこう尋ねます。クラスメートのひとりだけ投資できるとしたら、誰に投資しますか、と。選ばれるのは、容姿にいい者でも、頭のいい者でもありません。一番実行力のある者です」
「彼らが今、身につけている習慣は、これから先も一生、変らないでしょう」


 ※鹿児島に所用のため、新幹線等に久しぶりで移動。その際、上記の本を夢中に読む。