知るということ
6年ぐらい前に、大ベストセラーになった“バカの壁”養老孟司著(新潮新書)があります。最近、脳について関心があった関係で、読み直してみました。
よく腹を立てた時に、相手に対して“バカ!”という言葉を言ったりしますね。この本を読んで、バカという言葉の意味もそうですが、なぜ、その言葉を言うのかも再確認しました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E9%B9%BF
“自分が知りたくないことについて、自主的に情報を遮断してしまう。そうすると、そこに壁ができて、そのことを知ろうとしない状態になる。その状態を一種のバカの壁という。そのことを知れば、バカでないことになりますね。知らないことを勉強すると知ることになるので、その人間が変わるという起因になります。
養老氏は、次のようなことを言っています。
「知るということは根本的にガンの告知だ。」という結論を出した。学生に、「君たちだってガンになることがある。ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう。
その桜が違って見えた段階で、昨年までどういう思いであの桜を見ていたか考えてみろ。たぶん、思いだせない。では、桜が変わったのか。そうではない。それは自分が変わったということに過ぎない。知るということはそういうことなんだ。知るということは、自分がガラッと変わること。したがって、世界がまったく変わってしまう。見方が変わってしまう。それが昨日までと殆ど同じ世界でも。」
※早朝勉強会では、世の中の仕組みや生きる上に役立つ知恵(人生の真理)を学んでいます。
※今日は、引っ越しの準備中。この機会こそ捨てるものとそうでないものを決めらる決心の時です。(^−^)