バカはなおせる①

 先般、ランチェスター経営の竹田陽一先生と脳の話をしていた時、「人はいくつになっても頭をよくしたいと思っているよ。」と言われた。
 ふと思い出したのが、ある民放テレビで、自分の子供を東大に行かせるために、「子供を実験台」にした女性の教育法の番組。夫に対して、「子供の躾・育て方は、私の思う通りにするので口を挟むな!」と宣言して、夫が持っている脳に関する専門書等を読破して、見事、息子を東大に合格させた。
 その夫が久保田競氏。独自の教育法を確立させたのが奥さんのカヨ子さん。二人で共著の天才を育てる赤ちゃん脳に関する本を出している。夫が東大卒だから、その子供も元々頭がいいのではとあなたは思ってしまうかもしれない。テレビでのカヨ子さんの発言は体験からくるせいもあり、確信に満ちていました。熱血漢そのもの。(^−^)

久保田競氏の本で、「バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣」(アスキー)は実にいい。

 この本を読み、感じるところがあり、いくつか習慣を変えようと思った。題名は出版社が売れるためにつけたようで、内容から言うと、「信頼ある脳を鍛える方法」というのが本筋のようだ。
久保田氏が言うには、「今、多くの脳に関する本が出ているが、いい本は少ない。ほとんどの脳の本の内容は、神経科学の成果から見て、あまり信用できない。信用できる著者かどうかは、Pub Medで調べられる。そこに論文を出しているかどうかが判断材料になる」とのこと。

 この本の内容から、意外な事実がわかります。
・記憶力を良くする昔ながらの食べ物がある。頭をよくする薬もある。
・貧乏な人は、金持ちよりも脳が委縮しやすい。それには理由がある。
・引きこもりの人やキレやすい人は、脳に原因があり、直し方がある。
・叱り方や我慢のさせ方次第で、相手がばかになったり、賢くなったりする。
・脳と体に最高に良い“最新の特別な走り方”が、ごく最近見つかった。
・詰込み教育は実は脳によい。

久保田競京都名誉教授  http://www.kyouiku.jp/kubotasiki.html
記憶のしくみ http://www.athome-academy.jp/archive/medicine/0000000208_all.html


※福岡市は、”どんたく祭り”ですが、行かずにテレビでその様子を見ていました。(^−^)       今回のGWは「近場探索」と「成功大学」・「脳の研究」・「体力づくり」になりそうです。


 花シリーズ(福岡)