ハイコンセプト〜新しいことを考え出す人に時代〜
5月25日(月)のビジネス書読書会(夜)の教材がこの本。約3年前に読み、今でもチェックしている。
この本の趣旨は、現在社会の変化のキーワードは、「豊かさ、アジア、オートメーション」で、これを乗り越えるには、右脳を鍛えて「ハイコンセプト&ハイタッチ」な人材になる必要があるというもの。
筆者(ダニエル・H・ピンク=ゴア元副大統領のスピーチ・ライター)の歴史観は、表にすると、以下の通り。
・18世紀 農業の時代 (農夫)
・19世紀 工業の時代 (工場労働者)
・20世紀 情報の時代 (ナレッジワーカー)
・21世紀 コンセプトの時代 (創造する人・他人と共感できる人)
こんな時代、自らに問いかける質問として、
①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか。
②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか。
③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか。
そして、今後求められる6つの感性は、①機能だけでなく「デザイン」 ②議論よりは「物語」 ③個別よりも「全体の調和」④論理ではなく「共感」 ⑤まじめだけでなく「遊び心」 ⑥モノよりも生きがい
この6つの感性の磨き方がこの本に書いてある。読書会を通して、日々どのようなことを念頭において過ごすか等を話し合う。
※この本には、日本人がこれから一番身につけなくてはならない「右脳を生かした全体的な思考能力」と、「新しいものを発想していく能力」、そしてその実現可能性を検証するための左脳の役割、などについてわかりやすくまとめられている。(大前研一)
※今日、大阪等に行く予定でしたが、新型インフルエンザの関係で断念。交通機関や多くの人のいる場所では必ずマスクですね。